長州ラーメン 万龍軒 千葉・千葉東口

枯れ葉が北風の所為でカラカラと音を立ててアスファルトを転がり、気温もめっきり涼しくなって来た青空から明るい陽射し注ぐ10月前半の祭日月曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、朝方よりは若干気温が数度高いそんな午後7時過ぎだった。ふとこちらへまた仕事帰りに立ち寄って見るかとなってその店頭へやって来た。




雑居ビルの奥まった場所にしては、盛況なこちらと言えた店内だ。以前と店先の入口インフォの状況が変わっていて、思わず目が止まった塩らー麺を券売機で選んで、また前回と同じように半チャーハンも選んだ。

「お好きな席にどうぞ」となって、入口近くのカウンター席へ腰掛けながらチケットを手渡した。後続客が続いてさすが人気店のこちらだ。本千葉駅前にある万龍軒はやはりネットの情報通り違う経営で、以前こちらで働いていた方が独立して、暖簾分けを許されて開業したラーメン店だそう。

長州ラーメンと言う名前についてさりげなくお聞きして見ると、店主が山口のご出身で同郷の方と一緒にとんこつラーメンをベースに開発したラーメンらしい。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なかなか持ち味のいい塩スープ。豊かな瀞みがあって、自家製麺らしいやや太い中細ストレート麺のコシがまた素敵と言えた。

ラード代わりに溶かした背脂が入っている感じで、そこから来る風情がラーメン全体を一つにまとめているところがあってなかなか美味しかった。醤油が入らない分、博多豚骨ラーメンのシフトに感じた。

チャーシューが大きめで、二つも入っていた。半チャーハンはフワフワの玉子が、いい風合いを作っていて実に良かった。気がつけば完食。やはりそこはスープの持ち味が素直に現れる塩ラーメンで、こちらの流行る起因がとても良く判ったそんな美味しさだった。

食べ終えて帰宅してから気がついたが、以前東京・新橋に愛宕六助なるラーメン店が営業していた。山口・小野田の老舗ラーメン店の暖簾分け店だが、残念ながら現在は閉店してしまった。

そのラーメンがご当地ラーメンの宇部ラーメンで、濃厚豚骨に醤油が入るもののよう。今回再訪問して違うタイプのラーメンを食べて、愛宕六助と何処か似ている風情があったことに気がついた。宇部ラーメンの風を感じる気がした。

なお余談だが愛宕六助のレポートの時にも山口出身人物について触れたが、そう言えば第90代内閣総理大臣だった安倍晋三氏が先月2度目の自民党総裁に就任した。山口の時代が、また来るのだろうか。

冷水を継ぎ足しに席を離れて戻る時、後続客がオーダーした野菜らー麺が目の前に見る機会が出来てこれが何とも美味しそうだった。こちらのイチオシは、それだったことをその時に思い出した。いや、是非ともまた訪問したい。

(左フォト) 塩らー麺/半チャーハン (2012.10.08)


 長州ラーメン 万龍軒 (マンリュウケン) 富士見店

 住所:千葉県千葉市中央区富士見2-4-13大昌ビル2階 TEL043-225-7620 定休日:無休

 営業時間:平日11:00〜15:00/17:00〜22:00◆土日祝日11:00〜21:00 ※情報更新(2012.10.08)

 アクセス:JR千葉駅東口下車。JR外房線側のガード左下の道路を歩いて行き、二つ目の左路地を
       入って少し歩いた左側にあり。



  2012.10.08 JR千葉駅周辺の店舗前の道路。   2012.10.08 雑居ビルの2階奥にある人気ラーメン店。





咲き始めた桜の花々が青空の下で朝方の冷え込みに凍えていた4月前半週明けの日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時近い千葉市内だった。

こちらもまた気になっていた千葉駅周辺の老舗ラーメン店で、今夜はそんな昭和55年創業のお店へ仕事帰りに訪れることにした。そんなわけで千葉駅東口から歩いて、こちらが入る雑居ビルの入口へやって来た。俗に空中店舗と呼ばれる2階で営業するこちらだ。

一般的に路面店より遥かに経営が難しいとされる空中店舗で、これだけ名を馳せたお店のラーメンだけにさぞかし特徴的なラーメンなのだろう。

階段を上がって少し歩けばこちらの入口。中に入ると右手に券売機が見えたのでその前に立ち、なにげにチャーハン気分だったので、半チャーハンらー麺のセットメニューのボタンを選んだ。

振り返ると入口から左手は奥まで盛況なフロアだった。券売機周辺でいいかとなって傍のカウンター席へ腰掛けると、大きな釜が目の前にあって異彩を放っていた。

導入して既に20年ほど経過している釜だそうで、小学校の給食施設で使用される給食用厨房器具を利用したものだそう。力のか弱い女性でも簡単に釜をひっくり返せるよう細工が施してあるらしい。

なるほど旋盤機器等にあるような金属製のハンドルが設けられていて、それを回せば出汁に使用したゲンコツを容易に廃棄しやすくなっているようだ。

後続が続く店内。さらに活気が増して行く。常連さんなのだろうと思いきや立て続けに券売機に気づかずその度に券売機の存在を知らせるお店の方だった。

周辺には2003年4月にオープンした2号店である新町店があるだけでなく、その他に本千葉駅近くにもこちらの関連店があるようだ。長州と言えば明治維新により多くの政治家が長州藩から輩出しており、木戸孝允・伊藤博文・山県有朋・井上馨などと名前が挙げられる。

そんな長州の山口ご出身の初代店主が考案した、オリジナル豚骨ラーメンを提供するこちららしい。そう言えば紺色の暖簾の「おいでませ」とある挨拶の言葉からもそれが連想できた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、醤油のカエシが比較的前に出ながらも、豚骨のコラーゲンがたっぷり感じ取れそうな風情に独特な甘味がしみじみと伝わって来るもの。

自慢の自家製麺は全粒粉を混ぜ込んだらしい、まさしくもっちりとした中太麺でこれがなかなか好きになれた食感と喉越し。塩らー麺は、中細ストレート麺だそう。煮豚も素敵なスタイルだった。

チャーハンにも手を付ければ、山口風と言えるスタイルのチャーハンなのか定かでないがこれまた独特な風合いを感じたものだがいい感じであった。

このような仕事を始めて35年経つそうで、創業年と合わないが定かでないが最初は違う外食店辺りだったのだろうか。気がつけば完食。何処とも違う唯一無二の豚骨ラーメンで、ハマる方はハマりそうなそんなラーメンだった。いや、なかなか素晴らしい味わいだった。


(左フォト) 長州らー麺/セット半チャーハン/店舗入口 (2012.04.08)


  2012.04.08 人気ラーメンは、野菜ラーメンのよう。   2012.04.08 給食厨房器具で使用する釜を利用して炊くらしい。