中華料理 好好亭 千葉・市川





やや雲が多いものの青空から淡い陽射しも出て、それでも彼岸以降はやはり涼しくなっており、そんな秋の空が広がっていた9月下旬週明けの日曜日だった。

また市川市内の大衆中華店を探訪しようと、先日某店へ行く途中で見つけてその人をそそらせる店頭に気になっていた今回こちらへ訪れる事にした。

そんなわけでまた自転車に跨がって自宅周辺を駆け抜け、JR市川駅南口側にあるこちらの店頭へやって来た。

やはり老舗中華店の風情がバンバンと来て、店先では中華料理と文字が入った赤い暖簾がそよ風にはためいて揺れていた。橙色した巻上げ式の日除けテントが、何処か駄菓子屋の店頭を連想させた。

ちょうど先客のご夫婦がそんな店頭に自転車を停めて中へ入って行く処だった。こちらの出前バイクが店先に置いてあって、その後ろ側が空いていたので、そこに自分の自転車を停めた。

入店すると歴史を感じる建物の中は薄暗いものの清潔な店内で、奥には最新型の液晶テレビがありニュース番組が流れていた。

先客のご夫婦は常連さんらしく、そう経ってもいないのに既にオーダーを済ませていた。きっとそう遠くない場所に住んでいて、しょっちゅう来られているお馴染みさんなのだろう。

私は御献立とあるメニューを手にとって、その裏側にあったおすすめメニューの中から、ゴハンと餃子が付くように案内されていた、700円のラーメンセットをお願いする事にした。

少ししてから店主に店先の風情に絆されて、今回初めて入店した事をお話しした。そうしていると女将さんが出前から帰って来て、岡持ちを奥の空いたテーブル席に置いてから手拭いで汗を拭いていた。

さりげなく創業してどれほど経ったのかお聞きして見るとなんと45年前から営業を始めたのだそうで、すると昭和41年創業で思わずその頃八幡の京成デパートの屋上で遊んでいた事をお話しした。

ふと見上げると山頭火の書がしたためられた小振りの額縁が三つ並んでいて、それがなんとも小粋な感じで飾られていた。ラーメンだけであれば450円のこちらだ。程なく到着。

それではと行かせて貰えばこれがまたなかなかの中華そばで、醤油の濃さが薄味なものの昆布のようなうま味が艶やかなに感じる美味しさだった。

やや柔らか目の中太ストレートの麺は弾力よくコシもそこそこあって、チャーシューもいい感じで青菜にメンマにナルトも入って良かった。

餃子とゴハンの他にお新香も一緒にやって来て、餃子はもちろん良かったが、お新香がまた実におふくろの味でゴハンが止まらなかった。

こうした大衆中華店が街の路地で常連さんを大切にして営業している姿を見ていると、それだけでなんだか街が息づいているように思えるものだ。

気がつけば完食。精算してご挨拶して美味しかった事を告げてからそこを出て、その後駅周辺のカフェでしばしまったり。

買い物もして2時間までなら無料で駐輪できるJR市川駅第7駐輪場に戻り自転車で家路を急ぐと、偶然にも最近テレビの露出回数も増えて来た市川市在住の有名ラーメン評論家の方とばったり。

ラーメン本の原稿で、また多忙のようだった。そんな中でも今日も市川ラーメン行脚らしく、さすがロッキーイワサワ氏と言えた。

いや、なかなか美味しかった好好亭のラーメンであった。

(左フォト) ラーメン/セット餃子など/店舗外観 (2011.09.25)


 中華料理 好好亭 (コウコウテイ)

 住所:千葉県市川市新田4-3-9 TEL047-377-7180 定休日:水曜日 営業時間:11:30〜21:00

 アクセス:JR総武線市川駅南口下車。ロータリー奥の道路を左手へ200m強ほど歩いた左側。
       徒歩およそ5分。



  2011.09.25 メニューリストを見ればラーメン一杯450円。   2011.09.25 山頭火の書がある店内。



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