寿ラーメン 千葉・袖ヶ浦





昨日までの春の加速感が一段落となって、それでも寒いと言うほどでもないそこはもう既に卯月であり、青空からの陽射しの勢いはそう変わらなかった4月中旬の日曜日だった。

そうしたいい天候もあって、内房線沿線で御無沙汰だった本場の竹岡式を愉しみたくなり、今回人気老舗店のこちらともう1店に絞って出掛ける事にした。

千葉のご当地ラーメンと言えばやはり最初に浮かぶのが竹岡式ラーメンで、その本家は梅乃家だが周辺にも多くの影響を受けたラーメン店が存在している。

今までもそんな竹岡式ラーメン店へ赴いたが、似て非なるラーメンもあれば忠実に再現しているラーメンもあり、比較して見ると実に面白い。

そんなわけで総武線緩行電車で終点の千葉まで来て、そこから木更津経由安房鴨川行きに乗車。電車は春の内房路を快走して袖ケ浦に到着した。

昔ながらの駅舎の改札を出ると立派な広いロータリーが広がるものの、人の気配はそれほどでも無くよくありがちな町の風景だった。

車の行き来が見える県道87号線に出て右手へ進み、次の信号交差点を左折。県道143号南総昭和線を歩いて行き、袖ケ浦市民会館方面へ右折。傾斜はなだらかで思った程ではなかった。そこを歩いて行くと、市民会館が見える前にこちらが見えて来た。

営業開始時間の午前11時まで8分程あったので、市民会館を抜けて市営球場の前まで歩いて散策。そこから戻ると開店数分前ながら、赤いラーメンと記された暖簾が折からの春風に揺れて既に本日の営業が始まっていた。

店内へ入って行くと一番客で、テーブル席に腰掛けながらラーメンはチャーシューが2枚入っている事を確認してそれをお願いした。

竹岡式ラーメンにはそうしたチャーシューが多めに入る場合が多いのだ。それも梅乃家のラーメンに習っているからだが、たまにそんなに入らないラーメン店もあるのでこのように確認すると良い。

昭和50年10月に創業したそうで、今年で36年営業している事になる。いわゆるマスコミ取材拒否店で、道理であまり知らずにいたこちらだった。屈託のない明るい女将さんで、お聞きすると梅乃家に昔から随分通っていた様子だった。

昔はお婆ちゃんが居てその方が初代の店主らしく、当時の逸話等もお聞きする事が出来た。現在の店主は二代目だそうで、なぜ梅乃家は麺が乾麺なのかと言えば、昔は冷蔵庫が無かったので生麺を保冷出来なかったからだそう。

壁に貼られたメニューを見ると、こちらもちゃんと梅割りが用意されていた。大地震の関係でタマネギの入荷が遅れているようで、投入する薬味をいつもより控えさせて貰う案内があった。

来月の1日と2日だけ連休となるインフォもその下にあった。女将さんの他にも二人程女性の方がおられて、程なく後続客が続いて周辺のかなりの人気店のこちらのようだった。程なく到着。

もう見るからに完全無欠の竹岡式がやって来た。チャーシューは濃い醤油色のスープに軽く沈んで入っていた。こちらもチャーシューの煮汁だけでとったスープだそうで、見るとタマネギはすり潰したものが入っていた。ミキサーを利用してすり潰しているそう。

それではと行かせて貰えば、これがチャーシューの煮汁だけとは思えない風情の良いスープで、生麺のぷりぷりした風合いに弾力のいいチャーシューも実に良かった。

竹岡式らしさを感じる細切りメンマも美味しく、それはもう気がつけば完食だった。挨拶して外へ出ると店先には桜の木があって、まだそれほど桜花も落ちておらず春色の店頭のこちらだった。いや、とんでもなく、かなり良かった。

(左フォト) ラーメン/店舗外観/周辺にある市営球場 (2011.04.17)


 寿ラーメン

 住所:千葉県袖ケ浦市坂戸市場1439-8  TEL0438-62-3395

 定休日:月曜日  営業時間:11:00〜19:30LO

 アクセス:JR内房線袖ケ浦駅下車。県道87号線に出て右手へ進み、袖ケ浦市役所入口交差点を
       左折して県道143号南総昭和線を歩いて行く。袖ケ浦市民会館方面に右折して進んで
       右手に市民会館が見える頃正面にこちらがある。徒歩15分。



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