ラーメン けいちゃん 千葉・君津





薄曇りの空が果てない南国に似た風景を打ち消すように広がり、時折り地表の気温を下げる小雨がパラついて、午後もそうした雨降りが続く予報が出ていた。

そんなさらに秋めく時間が加速する、九月下旬金曜日の午前遅い時間だった。

一昨日は富津まで出掛けたものの、ご当地ラーメンの竹岡系は食して来ずに帰って来た。そう言えばここのところ御無沙汰で、こうなれば行って見るかとなった。

ネットで調べている内に、JR君津駅前の某店が閉店している可能性があることに気づいた。いや、そんなことはと思いつつ・・・。君津にもそうした竹岡系のラーメン店が幾つかあるようだ。

そんなわけで、こうして出掛けることにした次第だった。ところが本八幡から総武緩行電車に乗るとダイヤが乱れていた。

千葉の手前前後で内房線直通の快速電車うまく乗り換えが出来ず、君津には結局やや遅くれて到着。それでもまだ正午前だった。

まずは北口に出て君津駅前某店の前に立つと残念ながら閉店しており、既に店舗があった名残りさえ一つも無い状況になっていた。

隣りのお店の方にさりげなくお聞きすると、もう閉店して数カ月が経っているらしい。

ちなみ南口側の一栄ラーメンも、少し前に店を畳んだばかりのようだ。こちらもまた、何一つ名残りが無かった。また北口側の力車と天龍は、定休日だったのかシャッターが降りていた。

そんなわけでJR君津駅前周辺のラーメン店で行こうと考えて、唯一営業していたこの界隈で一番行きたかった竹岡系ラーメンを提供しているこちらへ入店する。

店先にはディズニーキャラクターであるスティッチの大型のヌイグルミが、まるで番犬のように地面に座っていた。

店内は数人の先客がおられるフロア。カウンター席も座れたが、テーブル席が落ち着けそうだったので女将さんに断ってからそこへ腰を下ろした。

壁面に張られたメニューを見ると、ラーメンは550円と比較的廉価な金額になっていた。

目を移動させるとチャーシューメンは何と百円高いだけの650円。おもわずこちらではこれにしようと、そのチャーシューメンをオーダーした。

6年前にこちらを開業させた女将さんだそう。木更津に本店があるラーメンワンちゃんで、パートで働いて修行した経験があるそう。ワンちゃんは君津市内にも支店があることを教えてくれた。

メニューには本家梅乃家のように梅割も並んでいて、竹岡系を提供するラーメン店らしかった。後続客が続いてさらに盛況になって行った。北海道ご出身の女将さんだそう。程なく到着。

おお、真っ黒な醤油スープにチャーシューが多めに敷かれて、細いメンマにみじん切りのタマネギが浮かんでおり、もうこれ以上望んではいけないほど完璧なビジュアルの竹岡ラーメンがやって来た。

それではと行かせて貰えば、醤油ダレはチャーシューの煮汁だそうで、やはり本家と同じ出汁を取らない方式だそう。醤油色に染まるやや中太気味の麺は、生めんだそうでその風情がまたなかなか。

チャーシューも実に素敵で、気がつけば完食。いや、地元の方々に愛されている駅周辺のラーメン店で、なかなか実にとても良かったそんなチャーシューメンだった。

(左フォト) チャーシューメン/店頭外観/最寄り駅 (2012.09.28)


 ラーメン けいちゃん

 住所:千葉県君津市東坂田2-5-1  TEL0439-71-8822

 定休日:水曜日  営業時間:11:00〜20:00

 アクセス:JR内房線君津駅南口下車。改札を出たら左手の南口側へ向かい、跨線橋の突き当たり
       を左手に降りる。そのまま線路沿いの道を進んで一つ目の右路地を入って程ない左側。