生そば 稲廼家 千葉・上本郷





青空が夏色を気取るように広がり陽射しが眩しく輝くものの、そよぐ風は何処か秋めいていたそんな九月長月中旬の休日火曜日だった。

某千葉ラーメン人気サイトの管理人さんがこちらに行かれて、気になるところとなってこの際だからとさっそく出掛けることにした。

と言うわけで久しぶり松戸駅にバスで出て、そこから新京成電車に一駅揺られて上本郷駅にやって来た。

駅の構造物の中に新京成鉄道模型館が営業していた上本郷駅だったが、昨年の4月8日を以て残念ながら閉館してしまったようだ。

改札を出たら右手の南口に出てロータリーの前に立つと、奥の道路の先にこちらの看板が見えてあそこかとなった。歩き出すと陽射しが束となって、夏が煌めく界隈となっていた。

数十メートルも歩けばこちらで、振り返ると駅舎の駅銘板がよく見えた。それほどに駅に近いこちらであった。店先にはスーパーカブが2台停めてあり、出前も幅広く対応していそうな様子だった。

駅前ながら傍の駐車場にはクルマが2台停められるよう場所を確保しているようで、その案内が店頭になされていた。

サンプルが本来入るショーケースには干からびたサンプルが無造作に置いてあるケースが見受けられる時もあるが、こちらは筆書きされた書が貼られてあり清々しささえ覚えるそんな店頭になっていた。

さっそく入店すると如何にも町の蕎麦屋らしいそんなフロアが広がっていた。奥寄りのカウンター席に腰掛けてから、ともあれ予定通りラーメンをお願いした。

その後で御献立表とあるメニューリストを手に取ると、そこにはラーメンならぬ支那そばとなっていた。壁面には大きな一枚板に、中華以外の提供メニューが列記されていた。

中華類はそのほかに味噌ラーメンやモヤシソバにタンメン、さらにはチャーシューメンに五目中華にちゃんぽんの品揃えとなっていた。

ネットで店名を調べると国内に広く点在する蕎麦屋で、中でも御徒町稲廼家は明治40年創業とありその歴史はかなり古そうだ。

東京足立にあった稲廼家の流れを汲む蕎麦屋だそうで、開業して40年ほどになるこちらだそう。すると昭和48年頃に創業したところだろう。

市内根本町にも同じ店名の蕎麦屋が営業しているようだが、ご存じだったものの交流はないような雰囲気だった。程なく到着。黒く四角いお盆に乗せられ、レンゲは浅く丸い小鉢に置かれて来た。

それではと行かせて行かせて貰えば、なかなかの持ち味が素敵なもので、なるほど支那そばらしささえ感じさせるもの。

それも麺が打ち立てと思える風合いだからで、お聞きしてみるとやはり蕎麦だけでなく中華めんも自家製麺のこちらであった。

ちなみにチャンポンもあったがそれは唐灰汁を必要とするものだけに流石にそれで自家製麺と言うことはないだろうが、大抵は中華麺で魚介類の具材を加えたタンメンであったりするがこちらもそんなところだろうか。

スープは豚骨・鶏ガラだそうで、酸味は若干感じられるもののダシがよく出ていて素敵な風合いで良かった。具材はチャーシューにメンマ、海苔とワカメに刻みネギ。

気がつけば完食。いや、なかなか実に素敵で良かった、こちらの蕎麦屋の支那そばであった。

(左フォト) 支那そば/入口ショーケース/店舗周辺 (2013.09.17)


 上本郷駅前 生そば 稲廼家 (いなのや)

 住所:千葉県松戸市仲井町2-46  TEL047-363-4747 

 定休日:木曜日  営業時間:11:00〜20:30頃

 アクセス:新京成電鉄上本郷駅南口下車。ロータリー奥の道路を40mほど歩いた左側にあり。



最寄駅は新京成電鉄の上本郷駅で南口の傍。

蕎麦屋だが本格的な支那そばも提供している。

東京足立にあった稲廼家の流れを汲む蕎麦屋。