い志い食堂 千葉・天台





朝から夏の容赦しない陽射しが街角に注いでいた、そんな8月下旬の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、小走りしただけで湿気が肌にまとわりついた熱帯夜の午後8時近くだった。

某千葉ラーメンブログサイトさんのレポートで気になっていたこちらで、ネットにあった閉店時間では仕事帰りは無理だから休日を利用してそのうち行ってやろうと考えていた。

ところが先日周辺にある某店を訪れようとこちらの店頭を通り過ぎると、午後8時を過ぎても営業しており土曜日なら間に合うことに気がついたものだった。

そんなわけで千葉モノレールを利用して、また天台駅へ降り立った。そしてそこから程ない、こちらの店頭へやって来た。創業昭和35年の老舗中華食堂のこちらだそうだ。

中華と定食のあいだに大きな文字で「い志い」と表記された看板があって、それが建物の築年数以上の風情を感じさせるこちらとなっていた。

さっそく入店すると、日本蕎麦店か大衆食堂かと言う、そんなオーラに満ち溢れた常連さんで大変盛況な店内が広がっていた。

全てがテーブル席かと思うと、奥にある場所は座敷で座卓席となっていた。幸い入口近くのテーブル席が、相席にならず座れる場所があったのでそこへ腰掛けた。

厨房側の壁の上にこれでもかと麺メニューと中華メニューと定食メニューの数々が並んでいて、その他の壁を使っても中華・洋食・和食の様々な定食メニューが紹介されていた。

さて何するかと案じると考えが全くまとまらず、これでは時間ばかりが過ぎてしまうとなって、後先考えずにラーメンとチャーハンをオーダー。

すると少し置いてからお店の方が「チャーハンのスープはどうしますか?」と聞いて来られたので、「そうですね、要りません」と返させて貰った。常々こうした対応を望んでいただけに嬉しい限りだった。

先客の殆どの方はフライものなど洋食の定食を注文していた感じで、そんなお盆に乗せられた定食がそれぞれの先客へ速やかに配されて行った。

そんなことに感心していると、まもなく私がオーダーしたラーメンが先にやって来た。少し間をあけてから、やけに濃い色のチャーハンも到着した。

その際に昭和35年創業の中華店があると、インターネットで知って来たことを配膳をされていた方に話しかけると喜んでくれた。

それではと行かせて貰えば、生姜香る昭和の風情も豊かな中華そばの味わい。それにしても生姜の風味が濃いもので、香味油やカエシにも生姜を映しているところだろうか。

中細ちぢれの麺がまたなかなかの風情を造作して、そのあまりにも溶け込んでいる風合いに、その感動にさえ気がつかないうちに食べ終わってしまいそうだった。

それぞれの具材も実に美味しく、半熟気味の茹で玉子の食感がとても良かった。チャーハンもチャーシューが多めに入ってこれも良かった。

気がつけば完食。いや、なんとも素敵で美味しい、昭和の風景が脳裏に広がったラーメンと、ボリュームもいい味わい豊かなチャーハンだった。


(左フォト) ラーメン/同拡大画像/チャーハン (2012.08.25)


 い志い食堂

 住所:千葉県千葉市稲毛区天台2-1-36  TEL043-251-7834

 定休日:月曜日  営業時間:11:00〜14:00/17:30〜20:20

 アクセス:千葉モノレール天台駅下車。改札口を出たら左手に出て穴川方面へ進み、まもなくある
       左斜めの道路を入って行きまもない右側にあり。



  2012.08.25 厨房の上を見上げれば、そこには多彩な提供メニュー。   2012.08.25 創業昭和35年の天台駅前の老舗中華食堂。