博多一風堂 千葉・千葉中央





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朝からの強い陽射しに車も渋滞するようになって、霞んだ夏空は湿度を溜めていた7月下旬の木曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、今夜もまた熱帯夜の午後8時近くだった。

博多一風堂のオーナーである河原成美氏がまだレストランパブのオーナーであった頃、長浜ラーメンの味に惚れて長浜一番で修行しておられた時代があったらしい。

そんな一風堂が誕生する一年前に河原成美氏の手によって生み出された、荒削りでありながらもまっすぐなラーメンが今回満を持して期間限定発売で始まったそう。

それを知ったのが自分のスイーツブログ「なんとなく甘美な表層」のランキングサイトに貼ってあった広告バーナーで、全国48店舗で来月末まで一杯630円にて提供されているらしい。

その扱い店舗にはこの千葉中央店も含まれており、それならば仕事帰り立ち寄って見るかとなってやって来た。そんなわけで入店すると相変わらず盛況なこちらだった。

一番奥のカウンター席に促されて腰掛けると、厨房におられた方から限定のゼロを是非ともバリカタでどうぞとアピールを受けた。思わずその力の入れようが、その方の一言でよく判った。

もちろんそのつもりで来ただけに明太子ごはん温玉のせと一緒に、その元祖博多ラーメンゼロをその方へオーダー。手元にその案内があり、「一風堂誕生前夜、幻の直球豚骨ここに復刻」という事らしい。後続客が続いてさらに活気づく店内。

コップに注がれたよく冷えた冷茶が、すでに格別のご馳走と化していた今宵だった。程なく到着。それではと行かせて貰えば、背脂が浮きながらも如何にも長浜ラーメンと言うビジュアル。しかしその口当たりは実に滑らかで、不思議なほどサラリとしたイメージで占めていた。

ド豚骨と対局的な味わいに、このラーメンの真価が在るのだろうか。明太子ごはん温玉のせも美味しかった。思わず替玉もパリカタで愉しんでしまった。気がつけば完食。いや、実にとっても良かった。

(左フォト) 元祖博多ラーメンゼロバリカタ/明太子ごはん温玉のせ (2012.07.26)


 博多一風堂 千葉中央店

 住所:千葉県千葉市中央区富士見2-9-15  ※公式サイトはこちら

 TEL043-202-7729  定休日:年中無休  時間:11:00〜翌3:00

 アクセス:JR千葉駅東口下車。JR外房線側のガード左下の道路を歩いて行き、大きい交差点を
       渡ってから左斜め道路(国道14号)を進んで行き中央公園交差点手前の左側にあり。


白んだ青空は曇り空と呼びたくなるほどだが、それでも淡い陽射しが遥かな表層を微かに照らしていた5月後半週明けの日曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、やや涼しい夜風が柔らかに街を駆けていた、やはり初夏と言いたくなるそんな午後8時近くだった。

時に千葉市内にも博多一風堂の支店があるとしてかなり以前から気がついていた。しかしこれまで頭の片隅に据えても、まだ一度も入店したことが無かった。1985年に本店が創業したこちらだが、そんな千葉中央店は20年目の節目となる2005年にオープンしたようだ。

横浜駅周辺には東口西口それぞれに支店があって横浜勤務の折りにはどちらもを訪れたし、JR品川駅構内の関連店にも足を踏み入れており、最近はグッと身近になった感がある博多一風堂さん。

そんなわけで横浜の支店に入ってこちらに入らないわけがなく、今夜こそはその支店の暖簾を潜り抜けようとして店頭へやって来た。さっそく入店するとこちらもまた横浜と同じで、カップルが目立つそんな店内だった。ほぼ満員に近くこちらもまた大変盛況なフロアと言えた。

さて何にするかと手元にあったメニューを開いて見れば、店頭でも案内があって気に留めていた博多中華ソバがあり、創業当時に博多の本店で提供していた江戸式醤油ラーメンの復刻メニューとあり思わずそれで行こうとなった。

そしてこの際だからとサイドメニューもとなって、甘辛の味付けが施されたチャーシューに明太子が添えられた、ハカタノチカラ飯のネーミングに押されながらもそれを選ぶことにした。

すると大盛がサービスだそうで、もちろんそれでお願いした。こちらが続いていただけに選んだメニューはどちらかと言えば、こちらのメインメニューらしくない変化球のようなものとなった。

どうやら店舗限定メニューの一つらしく、そう言えば横浜の2店どちらでもそのメニューは見なかった。お聞きして見ると、こちらでは昨年の10月頃から始まったメニューだそう。

ちなみに公式サイトでは千葉中央店についてこう語っていた。 大切にしているのは「元気と笑顔」、そして「プラスONEの感度」。お客様のためのひと手間をいつも考えて動いているこちらだそう。

ところでちょうど座った目の前には不思議なオブジェが設けられていた。木材を組んで作った棚にゴルフボールのお化け見たいな球が幾つも置かれている。それを見てまず思ったことはどのメニューの蘊蓄よりも、このオブジェの蘊蓄が欲しいと思ったのは私だけでは無いはず。

また社内暖簾分け制度がある博多一風堂を経営する株式会社力の源カンパニーだそうで、最近になってネットで関連検索を行うと、そうした制度を紹介するウェブ記事も少なくない。程なく到着。

軽く背脂のミンチが浮いて、鶏の香りが風情を高めていた、細ちぢれ麺がそんな醤油スープに泳ぐ中華そば。半栽の半熟煮玉子が彩りを添えて食欲をそそるビジュアルだ。

それではと行かせて貰えば極細ちぢれとも言える麺が実にオリジナル性を高めていて、色の濃い醤油スープは見た目ほど醤油が際立っておらず、まろ味さえ感じるほど風情が豊かな味わい。

ハカタノチカラ飯は前半肉に明太子を絡めて楽しみ、後半になってから無料総菜の辛子高菜やモヤシ総菜を入れてご飯をそれに絡めて食らって実に美味しかった。

シンプルな作りのチャーシューがやはり実に素敵で、こういう仕様はラーメンでもご飯でもかえってハマりやすい風合いだ。気がつけば完食。いや、なかなかとても実にとても良かった。

(左フォト) 博多中華ソバ/同拡大画像/ハカタノチカラ飯無料大盛 (2012.05.20)


  2012.05.20 国道14号沿いにあるこちらの店頭外観。   2012.05.20 店内にある不思議なオブジェ。