中華 一番 千葉・千葉東口 ※閉店





青い空が初夏の風を呼んで白い雲が季節を振り返らせていた、何処からか夏の便りが届いて来そうな6月上旬の週末土曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、夜風が心地よいまた穏やかな午後8時近くだった。

JR千葉駅からそう遠くない場所の路地に、外装は手直ししているもののかなりの風情が感じ取れる大衆中華店があることを、例によって某人気ブログサイトで知り会社帰り立ち寄って見ることにした。

そんなわけで千葉モノレール栄町駅の直ぐそばにある、こちらの店頭へやって来た。もう歴史のオーラがやはりパンパン感じられる店先だった。

ちなみに中華一番と言えば、少年マガジンに連載されて、アニメ化もされた19世紀の中国を舞台にリュウ・マオシンが活躍する漫画が浮かぶものだ。

さっそく入店すると先客が小じんまりとしたカウンター席の隅で、瓶ビールを手酌でコップに注いでは飲み干してを繰り返していた。

愛想のいい店主の元気な掛け声に迎えられながらカウンター中央の席に腰掛けた。

一品料理が多彩に並ぶメニューを見ると、ラーメン類も豊富にラインナップされていた。そんな中に半チャーハンラーメン750円が手書きで書き足されていて、思わずそれをお願いすることにした。

見ると先客もまたその半チャーハンラーメンをあらかじめオーダーしていたようで、先に来た半チャーハンを実に美味そうに口へ運んでいた。

しばらくのあいだ後続客が来ないことを幸いに、店主と世間話しの花が咲いた店内だった。JR本千葉駅近くにも同じ店名があるが、そちらとは全く関係がない双方の間柄らしい。

またこの界隈の現存する中では、一番古い中華店だそう。なるほどまさしく中華一番だなと心で思いながらも、目の前の店主の語りに相槌を打ちつつ、そうした有り難いお話しを聞かせて頂いた。

安保に揺れた時代で東大安田講堂事件が起きた昭和44年の創業だそうで、見るからに老練な初代店主でオーダー品の到着に胸が久々高鳴った。程なくまず半チャーハンが到着した。

壁には米はコシヒカリを使用と案内されていた。それを見ながらも口に米粒を運んで行けば、これがもうとんでもない旨さ。

コシヒカリよりも安い冷や米の方がチャーハンにはベストなのさと唱える方がおられるかも知れないが、その定説を見事にうち砕いたとんでもなく素晴らしく美味しいそんなチャーハンと言えた。

そして後から来たラーメンも行かせて貰えば、これまた実に風情豊かな素晴らしさ。

これにはさすがに思わず当サイト序章の語りが脳裏を過ぎったほど。もう、かなりいい味わいで感動できた。

そこで思い立って「鶏ガラに香味野菜でしょう」と行けば、「ふふ、豚骨も使ってるんですよ」と返って来て驚くしかなかった。

チャーシューも良ければ麺のプリプリ加減も素敵だったし、化調の絶妙さと言ったらなかった。そんなわけで、気がつけば完食。

いや、かなりとんでもない、とっても素敵で美味しい、そんな半チャーハンとラーメンだった。


(左フォト) ラーメン/半チャーハン/店頭外観 (2012.06.02)


 中華一番@千葉栄町

 住所:千葉県千葉市中央区栄町20-12  TEL043-224-5692

 定休日:日曜日  営業時間:11:00〜23:00

 アクセス:JR千葉駅東口下車。千葉モノレール栄町駅すぐそば。徒歩およそ5分。



  2012.06.02 豊富な提供メニューの中にはカツ丼もある。   2012.06.02 千葉モノレール栄町駅のそば。ワシの目が光る橋の上。



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