中華 宝楽 千葉・船橋





青空から麗らかな陽射しが注いで、真冬であることさえも忘れてしまいそうな二月初日の金曜日。千葉市内の仕事は昨日で終了。そして明日からはこれまでと違う、そんな地域での新しい勤務先となる。

そんな合い間の本日は船橋市内の所用を午前中に終えて、路線バスを利用し船橋駅周辺のバス停で途中下車して、予定通り以前から気になっていたこちらの店頭へやって来た。

左右に建物が無く間口が狭い分ひょろ長い建物のこちらで、オレンジ色のビニールシートが比較的新しく眩しく見えた。

食べログによれば市内の愛される老舗人気中華料理店で、タンメンと餃子のいわゆるタンギョウが人気メニューのこちらのようだ。宝楽と言うとたまに中華料理店で聞く店名で、たしか葛西辺りの中華店で入らなかったかと思えばそこは宝亭であった。

そう言えば市川真間駅の傍にあったラーメンセンターが休業となって久しいが、こちらの店名は同じ宝楽で今回関連性があるのか大変気になるところ。思えば宝と付く店名が多い中華店で、訪問した店だけを連ねても、東小金井の宝華、神田佐久間町の宝仙、有楽町の宝龍と出て来る。

入店すると右手に厨房が広がるフロアで、その前にカウンター席が設けられていて、それが奥まで続いていた。そこに4〜5人の先客が座っていた店内だった。道路寄りに数席だけ道路を背中にする席があって、そこに誰も腰掛けてなかったので落ち着けそうなこともあってその一席に座った。

本来なら人気のタンギョウで行きたいところだが、やはりそこは個性が出る醤油味のラーメンで行って見たくなるもの。ラーメンセンター宝楽の独特な醤油ラーメンと比較したいこともあり、やはりあえてラーメンと餃子でお願いした。

さりげなく目の前におられた店主に、単刀直入に市川真間にあったラーメンセンター宝楽と関係ないかお聞きすると全く関係ないことを教えてくれた。25年前から営業しているこちらだそう。

世間話しが続くと、意外なお話しさえもお聞きすることが出来た。この本町通り沿いの店の前に、なんと以前在った我が実家の最寄り駅だった五香の隣駅である常盤平周辺で、14〜15年ほど営業してからこちらにいらしたのだそう。さくら通りの八柱寄りで営業していたらしい。

すると昭和48年頃に常盤平で創業して、昭和63年頃にこちらへやって来られたようで、合計40年におよぶ老舗中華店のようだった。

昔は八柱駅が平屋の建物だったことを言うと、後ろにおられた女将さんが周囲に何も無かったと発言して、思わず私と店主が「確かに」とその当時を振り返った。

ほぼ正午頃の入店だけに、後続客が続いてにわかに活気づく店内。チャーハンのオーダーに、その老練そうな店主が操る中華鍋の激しい音が店内にけたたましく鳴り響いた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、あっさりとした清湯醤油スープに風情の良さそうな中細ストレート麺が泳ぐラーメンで、魚介風味が適度に効いた味わいがたまらないもの。そこらへんをお話しすると、鯖など数種をブレンドした削り節を使用した、今風に言えばダブルスープであることを教えてくれた。

昔はダブルスープなんて誰もそう表現しなかったが、40〜50年前からあった手法だそう。また動物系スープの出汁は、豚骨・鶏ガラかと思いきや、豚骨オンリーの清湯醤油スープなのだそう。

ラーメンに入るチャーシューやメンマなどもよく出来たもので、餃子も絶妙な焼き加減が実に素晴らしく大変美味しいものと言えた。気がつけば完食。いや、かなりとっても実におそるべしと言える味わい深いさすが老舗中華店の中華そばだった。

(左フォト) ラーメン/餃子/店舗とその周辺 (2013.02.01)


 中華 宝楽 (ホウラク)

 住所:千葉県船橋市本町3-6-6  TEL047-423-6315

 定休日:日曜日  営業時間:11:00〜19:30

 アクセス:JR総武線船橋駅中央改札口下車。南口に出てロータリー左手の国道14号へ向かう道路
       を進んで行き、京成ガード先の信号交差点を左折。200m強ほど歩いた本町通り沿い右手
       にあり。

   

本町通り沿いにある創業40年のこちら。

ラーメンは一杯480円。

周辺には風情のある木造店舗が見受けられる。