手打らーめん 福一 千葉・津田沼





夏本番の暑さがセミの鳴き声と同化して、入道雲が青空を支配していた8月上旬の週明け日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、生ぬるい夜風が街を怠惰にさせていたそんな午後8時近くだった。

実は少し前からこちらの存在を知るところとなって気になっていた。成田の人気店と同じ店名だけに、知ったその日からなおさらのこと頭から離れなかった。

そんなわけで今夜も蒸し暑い夜だったが、そんなこちらの津田沼店へ仕事帰り立ち寄ることにした。津田沼でまた途中下車して、その店頭へやって来た。

手打らーめんの冠が創業昭和3年の珍来を連想させるが、こうして店頭に立つとあらゆる構造物や案内も似た雰囲気を感じさせ、その繋がりを入る前から確信してしまった。

珍来と言えば紙敷店へ訪れた際にも触れたように、東京・埼玉・千葉・茨城の一都三県に、直営店4店舗、珍栄会グループ29店舗だけで留まらない巨大ラーメンチェーンとして成長を遂げて来たお店だ。

ともあれさっそく入店すると、なかなか広い店内にそこそこの先客だったが、入店客層等のその状況から察して普段から流行っていることが伺えたこちらだった。

中央にコの字形のカウンター席があり、壁際にテーブル席が配されていた。色々お聞き出来ればと言う想いから、厨房に近いカウンター席左奥の場所を選んでそこへ腰を下ろした。

程なくお店の方からラミネートされた大判のメニューリストが手渡されて、そこからワンタンメンとジャンボギョーザを一皿をお願いすることにした。

冷水が入ったコップが来て冷水ボトルが点在して置いてあり、思わず何度か注ぎ足して飲み干せば今夜もそれが既にご馳走と化していた。程なく到着。

それではと行かせて貰えば一見すると珍来風なビジュアルだが、魚介シフトを感じる和風らーめんの味わいを持つ醤油スープが、加水やや低めの平打ち縮れの麺に絡んで来るだけに良かった。

ワンタンの皮も厚手だし、チャーシューもいい感じ。餃子が廉価ながら名前の通りジャンボで実に美味しく、この餃子をもっと前面に押し出して行けば更なる躍進を図れるように思えた。

船橋市飯山満(はざま)に本店が有るこちらだそう。当初はやはり珍来で開業したFCチェーン店の一つだったらしい。

かれこれ40年近い営業を続けるそんな本店だそうだが、どうやら10年近く前に自社工場を作った時を契機に珍来チェーンから独立したようだ。

八千代市高津の支店が次に古い支店らしく、この津田沼店はその後にオープンした支店らしい。

船橋市本町や佐倉市内にもあったが、閉店したりこちらを独立して再度珍来チェーンに戻った店もあるようだ。

また2010年12月28日には北習志野店が新店舗としてオープンしており、今後もさらなる店舗展開が見られるかも知れない手打らーめん福一さんだった。

駅周辺に珍来の店は無いものの、珍来製麺所を利用するラーメン店が幾つかあり、さしずめこちらのライバル店はそんなお店となるのかも知れない。

気がつけば完食。少数精鋭の店舗展開を有利にして、その素敵な美味しさを誇る珍来系ラーメン店のこちらと言えた。いや、なかなかとても良かった。

(左フォト) ワンタンメン/ジャンボギョーザ/店頭外観 (2012.08.05)


 手打らーめん 福一 (フクイチ) 津田沼店

 住所:千葉県船橋市前原西2-34-10  TEL047-471-1718

 定休日:無休  営業時間:11:00〜翌3:00

 アクセス:JR総武線津田沼駅北口下車。ロータリー左手のパルコ前のぶらり北通りを進んで行き、
       十字路の横断歩道を渡ってから左折。100mほど歩いた右側にあり。