御食事処 福田家食堂 千葉・船橋





行く手さえも阻む雪は既に消えたものの、残雪はもはや氷塊と化して街の片隅を埋めていた、そんな景色が広がる一月睦月後半の休日金曜日だった。

船橋市内の所用を終えると既に正午過ぎで、特に決めていなかった本日だったが、そんなこともあって船橋駅周辺の幾つかの候補店の中からこちらへ訪れることにした。

船橋駅から15分ほど歩いた場所にある、船橋市中央卸売市場内の食堂や店舗が営業する、関連業者附属店舗棟の中にある一店のこちらだ。

メバチマグロしか使わないらしい中おちの定食や、三時間かけて煮込むと言うモツ煮込みの定食に、ラーメンもまた人気メニューの一つらしい。そんなわけで市場内に入って行き、食堂などが営業している棟を見つけてその店頭へやって来た。

来て気がついたが市場の中央には海老川が流れており、船橋を代表する川で船橋の由来にも出て来るだけにこれ以上の立地はない、そんな船橋市中央卸売市場と言えた。広い敷地だけに少し迷ってしまったが、総武線の線路寄り中ほどの棟の船橋駅寄りでこちらが風情良く営業していた。

さっそく入店すると常連さんらしき先客が3名店内におられた。急遽決めた訪問だけに、営業時間も確認しないで来たが、午後一時頃に閉店するこちらのようだった。

営業時間を示す張り紙は無いものの、壁に貼られた幾つもの雑誌のこちらを紹介する記事にその閉店時間も記されていた。

時間的に危なかったことを店主に告げると、ご飯が無くなるまでいつも営業しているのだそうで、大抵はその時間に無くなるゆえに、そうした時間を目安に取材する方に告げているそうだ。

とりあえず腰掛けてメニューに550円は安いチャーシューメンを見つけ、しばしそれと何かを一緒に注文するか悩んでいると、お隣りの方が実に美味しそうに700円する中おち定食を食していた。

これだとなったが、それならば自重して400円のラーメンとその中おち定食をお願いした。今月の水曜日休みは9日と23日らしく、そんな張り紙が従業員募集の貼紙と共に案内されていた。

親子三代続く、老舗の食堂のこちらのようだ。昭和44年5月中央卸売市場がオープンした頃からここで営業しているそう。

しかもその昔船橋駅北口の現在東武デパートがある場所付近に当時存在していた、民間主体の船橋魚市場の敷地内でも営業していたこちらだそう。

そこから移転して来た経緯もあるこちらだけに、おそらくはおよそ60年の歴史は優にある福田家食堂のようだ。市場内の食堂だけに午前4時から営業しているようで、こちらでも朝ラーが可能なのだろうか。程なく到着。

ラーメンから行かせて貰えば、その優しい味わいは実にかなり素敵な面持ちのもの。野菜に豚骨・鶏ガラを半々の割合で炊いたスープだそうで、その骨から染み出た脂がまた良い風情を造作していた。チャーシューの煮豚やメンマにもまたいい味があった。

中おち定食にも手を付ければ、なるほど中おちが人気であることが良く判るもので、メバチマグロのいいところがたっぷりと盛られて来て、豆腐やお新香もいい感じで、それはそれは美味しいものだった。

気が付けば完食。若い頃は市場のセリに携わっていた三代目店主らしく、それだけに食材の目利きにも強いところなのだろう。いや、やはり市場の食堂だけに、かなりとても実に素敵で美味しかった。

(左フォト) ラーメン/中おち定食/店頭外観 (2013.01.18)


 御食事処 福田家食堂

 住所:千葉県船橋市市場1-8-1船橋市中央卸売市場内  TEL047-423-2482

 定休日:日曜・祝日・水曜不定休  営業時間:4:00〜※ご飯が無くなるまで(13:00頃)

 アクセス:JR総武線船橋駅中央改札口下車。北口側に出てロータリー手前右側の道路を進んで
       行き、ガード手前の左路地を入り突き当たりを右折。400m程歩くと海老川に出る。その
       手前左手の遊歩道を入って行くと中央卸売市場の敷地に入るので右折してそこにある橋
       を渡って右斜め前方にある関連業者附属店舗棟内にあり。徒歩およそ15分。

  

海老川遊歩道から橋を渡って行くと便利。

こちらは関連業者附属店舗棟内にあり。

こちらの店舗がある通路。

メバチマグロのいいところがたっぷりの中落ち。

他にも沢山の素敵な定食があった。

船橋市中央卸売市場の中央に海老川が流れている。