clover 千葉・成田





春の微風が満開を待つ桜の花を僅かに揺らして、冷えた気温を気持ち押し上げていた、卯月の空光る4月上旬の水曜日だった。

昨年の9月に京成成田駅そばの成田市役所近くにオープンしたお店で、その修業先はまもなく東京駅構内の東京ラーメンストリートの一店にも加わるあの九段斑鳩

開業時に大いなる話題の一店として人気を集めていて、現在でもそれは変わらないようで、もうオープン時から気になっていた一店だった。

春休みが続いている今日この頃、先日四街道某店で実は成田市内某店主と久々お会いする機会があり是非近々訪問する約束をしていたが、それならばもう一軒と言う事でそんな斑鳩支店オープンもあってこちらを思い出した。

もう充分に落ち着いて来た頃だろうし、こだわり店だけに丁度弾みがつく時期でもあるだろうと、今回まずこちらへ出掛ける事にした次第だった。そんなわけで計画停電も春の陽気もあってから中止を伝える中、京成電車の乗って京成成田駅から徒歩圏内のこちらの店頭へやって来た。

まもなく到着する頃、満開も近そうな桜の木々があって、周辺の春を加速させていた。歩道の車道寄りにも春めいた花々が花壇状になっていて春爛漫を呈していた周辺と言えた。

開店数分前に店先へ着くと店主のお母さんらしき方が、店頭の植物の手入れか何かをされていた。ほどなくその方が暖簾を掛けられて、後続客も後ろに着いた頃本日の営業が始まった。

カウンターの奥には店主がおられた。券売機で塩やその他のラーメンもあったのでつい迷ってしまい、その店主にお奨めを尋ねるとすぐさま初めてであれば醤油ラーメンをどうぞと返って来た。

それを受けて煮玉子醤油らあめんを選んでチケットを取って、カウンターに置きながら店主に御挨拶しつつ席に腰を降ろした。

もう一店舗行く経緯を隠す事なくお話しすると、なんと四街道某店主とこちらの店主のお母さんは、某県内ゴルフ場で仕事仲間だった事を教えてくれて驚いた。四街道某店主はそこで調理を担当されていたそうで、思わず世の中が狭く見えてしまった。

なお斑鳩の支店オープン時には、こちらの店主も手伝いに行くそう。そんな事をお聞きするとそうした世界を知らない私にとっては、つい経営が繋がっている?と思いがちだが、勿論そんな事は無くこちらは歴とした独立店でありそれが絆と言う後生大事な繋がりなのだろう。

振り返ると入口ドアの丸いガラスから上手い具合に暖簾の店名の文字が見えた。外から見ると建物には蔦がからまっていて、雰囲気のある感じが良かった。程なく到着。

これがなんとも優雅な鶏香る、そんな醤油らあめんがやって来た。それではと行かせて貰えば、醤油の酸味が柔らかな味わいの全てを生かし切った素敵な風情となって融合しておりかなり美味しいもの。

醤油は香取市内に位置する嘉永7年創業のちば醤油の醤油を利用しているそう。チャーシューがまたかなり美味しかったが、煮玉子も色がやや薄かったもののとんでもなく良かった。

中太麺は東金の中村製麺所に特注で作って貰った県内小麦を利用したものだそうで、これがまたとても良くて実にスープといい相性を示していた。

またメンマかと思って口にすればその形にして入る何とゴボウで、その味わいがスープに馴染んでいい風合いを醸していた。気がつけば完食。いや、接客対応も素晴らしく、とんでもなくかなり美味しかった。


(左フォト) 煮玉子醤油らあめん/店内/店舗外観 (2011.04.06)


 clover [クローバー]

 住所:千葉県成田市花崎町766-2  TEL0476-22-9683

 定休日:日曜日  営業時間:11:30〜14:30/17:00〜21:00

 アクセス:JR成田駅東口下車。東口ロータリーから延伸する通りを進んで行き京成線のガードを
       潜って栗山公園を越えた成田市役所下交差点のすぐ手前通り沿いにあり。