AKEBI 千葉・柏





台風が夕方過ぎには関東地方に接近するようで、その所為か幾分気温が上がってまた湿度が高く感じられた、見上げる空は積乱雲らしく雲が陽射しを淡くさせていた9月末の週明け日曜日だった。

ネット徘徊している内に、こちらが気になり出掛けることにした。2012年6月1日にオープンした、渡なべ出身の方で、県内初の樹庵系のラーメン店となるようだ。そんなわけで久々に柏駅へやって来た。

こうして柏駅に降り立つと、よく思い出すことがある。20代前半の頃まだバブルと言う言葉さえ無かった時代、柏駅から歩いて程ないところに出来た新築マンションの購入を本気で考えた時期があった。

しかし一人の力では無理だったので親に相談すると「まだ早い」となってしまい、やむなく諦めるしかなかった。当時およそ2000万円程度の物件だったのを覚えている。

ところがバブルの恩恵でその物件が数年で6000万円近くまで跳ね上がった。

すると親が何故もっと強く粘らなかったのかと怒られてしまい、自分でも粘れば良かったと悔やんだものだった。閑話休題。

さて南口から外に出て改札の左手側を降りて線路沿いの道路を南柏方面へ7〜8分歩くと右手にこちらがあった。駅から近からず遠からずの絶妙な距離だった。

どちらかと言えば周囲は閑静な住宅街だが、柏駅まで歩いて行き来する方が多い道路沿いにあるこちらで、そんな地域密着性を狙ったこだわりラーメン店と言ったところだろうか。

まだ開店まで10分近くだったので少し離れて待ち、時間となったので入口の前に立つと後続客数人がクルマでやって来て私の後ろに着いた。

ドアが開いて入店を促されて入ると、左手に小型の券売機がありそこで味玉らーめんを選んで、カウンターの奥の席に腰掛けながらチケットを置いた。

厨房の奥には三河屋製麺さんの麺箱があった。地元の方だそうで普段は一人できりもみして、日曜日などは奥さんに助けて貰い営業しているそう。

2年ほど渡なべ@高田馬場で修行したそうで、神保町可以に居た時期もあったらしい。

店名のアケビの由来が気になって確認させて貰うと、親が営業していた店名を譲り受けたのだそうで、言わば屋号を引き継いだと記した方が適切なのだろう。

チケットを購入する際に限定らーめんも提供していることを教えて貰ったが、お聞きすると濃厚鶏白湯だそうで昨日の今日で、やはりそこはこちらのデフォルトスープで行くべきとなった。

麺の茹で時間が長く、太さがけっこうあることがその時間で判った。さらに後続客が続いて、俄に活気づく店内。とは言え全員単身客で、静かなフロアのこちらだった。

つけ麺並盛りは、200gと300gが選べるようだ。程なく到着。7月1日より営業時間を変更させたらしく曜日に関係なく営業して行くそう。

並盛麺量でも200gだそうで、なかなかのボリュウム。それではと行かせて貰えば、煮干しの利き方が強めながら豚骨スープやカエシ等の良い風合いが見事な調和を見せる魚介豚骨スープと言えた。

背ガラと鶏ガラにモミジがメインのスープだそう。やや太いメンマの色合いが濃く、そこはやはり樹庵系らしかった。

味玉が素敵な美味しさで、豚チャーシューに鶏チャーシューも入ってこれまた良かった。

それに加えて三河屋製麺のやや太い中太ストレート麺も、また泣かせるもちもち感と言えた。スープに浮く揚げネギはなんとタマネギらしく意外なそれの風情もいい感じだった。

気がつけば完食。いや、かなりとても実に素敵で良かった、煮干しがなかなかの風情を示していた、そんな魚介豚骨系スープの味玉らーめんだった。

(左フォト) 味玉らーめん/券売機/店頭外観 (2012.09.30)


 AKEBI (アケビ)

 住所:千葉県柏市泉町6-53 TEL04-7165-7191

 定休日:火曜日  営業時間:11:30〜14:30/18:00〜22:00

 アクセス:JR柏駅南口改札下車。東口側に降りて線路沿いの道路を南柏方面へ7〜8分ほど
       歩いて行くと右側にあり。



  2012.09.30 JR柏駅南口改札を出ると近道になる。   2012.09.30 東口側に降りて線路沿いの道を南柏方面へ進むとある。